Hummingbird Video 教材を購入の方へのアドバイス
ハミングバード
メソッドの正しい利用法
このメソッドは英会話習得を志す人達のために発音と話し方をネイティブ並みのレベルにする方法です。まずは必要な音を修得することなのですが、それには口の形や動きを練習し英語の音を新しく作り出して来ます。すると、段階的に口の形から動き、動きから音、音から単語、文章、話し方、そして最終的にはネイティブ同じ口調で話せる能力が出来上がる訳です。一番重要になるのは基礎の形と動きです。一般に見るネイティブの口の動きより200%大きく開けてビデオ同様、正確に習得してください。日本語で使っている口の開け方の中には答えがありません。
全体のキーポイント
- Mouth, Tongue Positionsを何回も繰り返し、考えなくても自然に形が作れるようになるまで練習する。(先に速く進んでも口の形が出来ていないと、中途半端で正確な音が出ない)
- 始めは大袈裟に口を開けて練習する。(充分に口を開けきっていない場合が多い)Videoを良く見てモデルの口の形、動き、音、リズム、話し方をコピーしてくる。(200%)
- 下顎をやや前に出し舌を横に広くリラックスさせる事が肝要で鏡を使い自分で色々とやってみる。(ほとんどの人がリラックスと言うと、舌を引くか、空中に浮かしている状態)咽の奥が見えるように舌を下の方へスプーン形にして置き、口の中の空間を大きく取る。今まで使っていたカタカナ英語発音は忘れ、新しい音を作るという姿勢でやる。(日本語の声音とは根本的に異質である)
- 声は強めで、なるべく大きくお腹より発声する。 (Punch)
- 日本語を話している時は下顎を常に上下に動かしており、英語の場合は必要以外はなるべく動かさないようにする。
- 発音が上手になった後は口の動きを小さ目にしても音は出るようになる。練習の時はあくまでもビデオで指定された大きさで行なう。
Mouth
Positionsでの注意
OPEN
自分では口を縦に開けているつもりでも横に開けて丸くなっているケースが多い。
(下あごをしっかりと下に下ろし、口を縦にだけ歯と歯の間をTwo-fingers開ける)
TRIANGLE
上の歯を少し見せた方が良いが、全体的に逆三角形の2辺のコーナーが丸くならないようにする。縦にも充分Two-fingers開ける様に意識する。
BASE
ポカーンとしている口、One-fingerで、力はどこにも入っていない。
PUCKER
花びらのように開き、歯と歯の間にスペースを作り、たてに開けるよう意識する。開いた上下の唇が相手にまっすぐに向くように下顎を前にを少し出す。(One-finger)
O−SHAPE
口ぶえを吹く感じで、歯と歯はOne-fingerで合わせない。BASEよりこの形に移行させる。
LIPS−IN
余り強く上下の唇を合わせず、口の中に空間を持つように。(One-finger)
BOTTOM−LIP−IN
下唇が上の歯を擦るように滑らし、息が通るように。(One-finger)
下唇を噛むのではない。
CLOSED
歯と歯が直接合うのは、このPositionだけで、少し下あごを出し、上下の歯が、
まっすぐに合う様にする。(強く噛まない、歯と歯が触る程度 Zero-finger)
Tongue
Positionでの注意
0、(ZERO)
舌を奥の方に引かず、スプーン形にして前方に出しCに付ける。(下顎の上に舌を乗せる感じ)舌の中央にくぼみが出来たらリラックスしている証拠。鏡をみてトライしてみましょう。舌の後ろは下がっている。(BT0....Back
of Tongue Zero)
C
強くCに付けすぎて、舌が前に出て山のような形にならないように。Cに舌の先は付けたまま舌は平らにする。舌の先に力を入れるのがコツ。
E
大きく口をTwo-fingers(TRIANGLE)に開け、イーと言ってみましょう。自動的に舌の位置はEに付いています。と同時に舌の先はCに付けます。初め難しければ、Eに舌が付く様になってからCに付けて下さい。
T−D−N
口を閉じない様に発音する。One-finger(歯と歯の間を開ける)キープし舌を丸めず、舌先はLと同じ所にあるが上顎にフラットのままT-D-Nに力が掛かるように付ける。TDの場合は強めにT-D-Nに付け、Cの方向にキックする。
L
舌は少し前に出しながらカールさせるようにもって行く。(BT Zero)
K
のどに何かつまった時に音を出す部分。(かなり奥になります。)付ける所は舌の先ではなく、舌の奥(付け根)の方をのどの奥の上方につけ、すこし離した時に出すかすれた音。舌先はCに付いています。
Th
舌先をやや上向きに出し、上の前歯を触りその後、舌は0(ZERO)におさめる。上から落とす感じで奥にに引かないこと。
R
自分で思い込んでいる位置より、やや奥の場合が多いので、鏡で確認してみる。Rの位置に舌の両サイドをしっかり付けて固定し、そこから舌を離さないようにする。
Sound
Roundupでの注意
- 始めは口の形と舌の位置と同時に動かすのは難しいので、Mouth
Positionをきれいに出来るようになってからTongue
Positionを付け声も出してくる。
- 音(声)を出した後、1回1回Mouth
Positionを戻さない。終った時の形を崩さず保つ。(Keep 3秒) (OPENなら、ずっとOPEN
Positionを保ち声をだす)
- ダブルタイムで音(声)を出す場合、音に強弱
(Punch、出だしを強く)、抑揚(高い音、低い音)を付けてみる。(平淡な同じトーンで音を出さない)
ビデオの要素を全部まねる。
- 特にOPENの場合、姿勢を正し咽の奥を開ける感じで声を出し、しめつけないように。(Zero
Tongue)
- TRIANGLEの場合、形がくずれ易いので注意する。T-D-Nの時、下顎が舌と一緒に上がって来やすいので気をつける。
- CLOSEDは、歯と歯をまっすぐ縦に合わせ、息を強くだす。(Zero
Finger 歯と歯をかんではいない、ややタッチしている)
- O-SHAPEは、BASEよりO-SHAPEへと変わりますが、最初に音をBASEの辺りから出して来て、次のO-SHAPEへと移ります。(ほとんどの人が先走りし最初のBASEでの音が消えてしまう傾向がある。)
Speed Drillでの注意
- ゆっくり言うときは、正確にMouth
Positionsを追い、ダブルタイムのときは、1つ1つのアルファベットの音もつなげてくる。(絶対に音、息を切らない)
- 口が自然にきれいに動くまで、根気よく何回も繰り返す。
- 最後のPositionをすぐに崩さないようにする。(3秒はKeepする)
- テキストの下にMouth Positionの明記がない場合は前のPositionがそのまま連なっていると言うことである。LAXの場合、最後のXでClOSEDまではTRIANGLEのみとなる。
HB Key Phrases文章での注意
- 舌がいつもCから離れないように、そして他へ行ってもすぐに戻るように気を付ける。
- Positionからpositionへ移る時、間に他のpositionが入ってしまう事があるのでKeepをしてハミングバード方式以外のpositionsは入れない。
- 語尾(T,D,N,G,K,Sなど)の音が消えてしまいがちなので最後まで発音する。
- PUCKERやOPENがどうしても抜け気味になる。必ずその口の形を通過しないときれいな発音にはならなし、また、タイミングも合わない。
- ビデオのモデルと拍子をとりながら、話し方を全て真似をする。(口の動き、音、強弱、速度、話し方、抑揚、感覚)
- この20個の文章が一つの関門である。この日常的な文章をきれいに言えることがネイティブな英語を話す事のできる必須条件である。
Sound Focusでの練習のやり方。
- このセクションはKey Phrasesの文章から問題な音を見つけ、それに応じて練習するもの。たとえば、Key Phrases #9の”I Love L.A."の中でLoveのSchwa(発音記号のeがさかさまになったもの)が難しい場合、Sound Focusの30ページにある上のセクションの4個のアイコンが付いた文章だけを練習する。Schwaの音そのものが出来ない場合はSound Roundupのセクション(ページ12)に戻り再度練習して音を確定する。
- 単語の中に入れるバリエーションを行う場合は下のセクションの小さい文字での例文で練習する。これは相当上手になってから行う。
- 上の大文字、アイコンでの文章を上手く言えないのに下方の小文字文章では練習をしない。
- Key Phrasesの全てが出来るようになった時、バリエーションとしてVideoの#5と#6を練習に使う。
- 常に自分の弱い音を自覚して補強をする必要がある。ビデオと一緒に上手く言えない所は何か問題あり。どの単語の何処が問題なのか自己診断が必要である。
- 通常の問題は後方の問題点リスト中に列記されている。MouthやTongueのPositionが不正確、Keepができない、1Finger、2Fingersの口の開きぐわいが足りない等の初歩的な問題が解決されれば後は少しずつ自分でも分かるようになる。
Video Conversationsでの練習の仕方
- Key Phrasesの全てができ、Speech Sampleを充分にこなせる程度になっていることが必要条件。 音が完全ではない方には適切ではありません。Hummingbirdの締めくくりとなるセクションです。
- 何回も見てタイミングをカラオケみたいに合わせる。体を左右に動かしながらリズムをとりビデオに着いて行く。イントネーションも全ての感覚をコピーをする。
- 言いにくいところはビデオを止めて単語を引き出しゆっくりで完璧に言えるようにする。それから、Fastのリズムに何度も挑戦する。間違ったところをどんどん繰り返さないようにする。目で見て聞いてビデオに正確に合わせる。
- 舌をもっと前、平べったく英語の声にする。丸く後ろに引くと、日本語の声になってしまう。自分の声の質にも常に気を配る。
- 何回も反復練習し体で覚えるようにする。頭の思考力では一生掛かっても達成できない。口の動きをベースにしたオーディオ・ビジュアルな感覚を体に覚えさせる。全てをコピーできれば何時の日かアメリカで育ったかのように英語を話せるようになる。
自己評価の方法
- 第1ステップ アルファベット(Page 15)を完璧にハミングバードの口の動きで出来るようにする。 Sound RoundupやSpeed Drillで充分に練習をする。アルファベットを上手く言えないようでは単語は無理です。
- 第2ステップ Key Phrases 1, 2(Page 21,
22)を完璧に言える様に練習する。 ここを上手く出来ないのに先に進まないようにする。
- 第3ステップ Speech Sample(Page 89~)を完璧にハミングバードの動きで言える様にする。
- 自分の口の動きを鏡で見る。 ビデオに録画して映して見る。
- 形を合わせ動きを合わせる。 すると、音が合うようになる。 口が大きく動かないのに音だけを合わせようとするのは不可能である。
- 顎の開け方が指定されているOne-finger, Two-fingersに固定できるようにする。Keepができなくて顎が動いていると新しい音を確定できない。
問題点リスト
このリストを見ながら、厳しく自己評価。 自覚を育てることが上手になる秘訣。
- Mouth Positionをもっと正確にし、その形を動きが通過する。
- Tongue Positionを正確にして、毎回同じ場所に付ける。
- 舌を"0"(zero)の位置に置き、スプーンの形にする。
- 舌を使い終わったら、"0"に戻す。舌先はCに付いている。
- 途中と最後の口の形をキープする。
- 動きが速くなっても舌がCから離れないようにする。
- 歯と歯の間をOne-finger、Two-fingersに保ち閉じてこないようにする。 (顎を固定、Keep)
- リズムに乗り、口の動きを同期させる
。
- 声を文の途中で切ったり、落としたりしないで終わりまで続ける。
- もっとPunchを入れ、強いアクセントの所には強弱をつける。
- 声をBT Zeroで少し下げ、変化させ日本語を話す時とは違った英語の声にする。(英語の声と日本語の声は別にする)
- Rの音を自分が充分であると思ったよりももっと入れる。
- M,Nの時もっとNasal、鼻声を入れる。
- Puckerをミスしないように。(RやChなどはPucker無しには正確に出ない)
- Openをミスしないように。(これは易しいようだが最後まで残る)
- Schwaの所は確実にSchwa化する。(発音はスペリングの通りではないので注意)
- 滑らかさとスピード、感覚もコピーする。(口の動きが滑らかで優雅に)
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